写真・LINEの使い方
黒板とチョークの代わりに、スマホで現場を記録する話
雨の日の現場で、黒板に書いたチョークの字がにじんで消えてしまったことはありませんか。チョークが折れて、現場に着いてから他の職人さんに借りに走った日もあるはずです。外壁の塗装現場では、朝は読めていた黒板の字が、昼になると日差しで白く飛んでしまうこともあります。暗い倉庫や地下の現場では字が小さすぎて、後で写真を見返しても日付も現場名も読めないことがあります。事務所に戻ってから、この写真はどの現場のものか悩むこともあります。記憶を頼りに書類を作り直した人も多いでしょう。
結論から言うと、黒板とチョークはもう手放して大丈夫です。百円ショップの小さなホワイトボードと、乾きにくい油性ペンをかばんに入れておくだけです。同じ記録が、ずっと楽に、きれいに残せます。黒板を洗ったり、チョークを買い足したりする手間もいりません。まず、出かける前にホワイトボードと油性ペンを一本、道具箱かかばんに入れておきます。次に、現場に着いたら現場名、日付、作業の内容の順に大きな字ではっきり書きます。書いた後は指でこすらないように気をつけると、字がにじまずきれいに残ります。それを写真の隅にきちんと写るように立てかけて一枚撮ります。最後に、撮った写真はその日のうちに、現場の名前がひと目でわかるように整理しておきます。そうすれば、後で事務所で探すときに迷いません。
ホワイトボードは字が薄くなると読みにくいので、月に一度は乾いた布で拭いておくと安心です。ふちが欠けてくると文字もずれて読みにくくなるので、一年ほど使ったら新しいものに替えると良いでしょう。それでも急な雨ではペンがにじむことがあります。大事な現場では、紙に大きく書いて透明な袋に入れておくと安心です。
このコラムは、西村利之と山口真が書いています。
