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Excel・表の工夫

色を塗りすぎた表は、かえって見えなくなるという話

四日市の会社の事務所で、共有のシフト表を開いたことはありませんか。赤、ピンク、水色、黄色でセルがぎっしり埋まっていた、という経験がある方も多いはずです。休みの人、遅番の人、注意が必要な人、それぞれに色をつけていくうちに、表全体が色だらけになってしまいます。そうなると、今日誰が休みかを探すだけのはずが、かえって時間がかかります。一番急いで見てほしい欄まで、色の中に埋もれてしまいます。在庫の表や売上の表でも、同じことがよく起きます。

色はたくさん塗れば見やすくなる、というわけではありません。むしろ、本当に目立たせたい一つのことだけに色を使うと、見た瞬間に目に入るようになります。まずは今使っている色を全部見直して、本当に必要な色を一つか二つだけ選びます。例えば「今日中に対応が必要な注文」だけ赤にする、というように一番大事なことに絞ります。一つの表で使う色を一色に決めておくと、見る人も迷いません。次に、それ以外の色は思い切って消して、白い背景に戻します。全部白くなるだけで、残った色だけがはっきり目立つようになります。見出しの行だけに薄い色を残す、という程度でも十分です。最後に、色を使わなくても、文字を太くしたり、文字を大きくしたりするだけで十分目立つこともあります。ふちを付けるだけでも目に入りやすくなります。色を減らすほど、本当に大事な場所が見えてくるのです。

ただ、色の感じ方は人によって違います。誰かにとって目立つ赤も、別の人には気づきにくいことがあります。表を見る人みんなで「この色は何の意味か」を先に決めておくと、迷いが減ります。それでも表がとても大きくなると、色を絞っても見つけにくいことがあります。そのときは、表そのものを小さく分けることも考えてみてください。一度に全部を見せようとしないことも、見やすさにつながります。

このコラムは、西村利之と山口真が書いています。