お店の日々の工夫
雨の日の暇な時間に、やっておくと効く仕込み
雨の日、お店にお客さんが誰も来ない時間があります。四日市の商店街でお店をやっていると、そんな日が年に何度もありますよね。棚の前でぼんやり外を眺めたり、スマホを触ったりして、気づけば一日が終わってしまう。せっかく手が空いているのに、何もしないまま夜になってしまった。晴れた日は忙しくて、こういうことを考える余裕すらありません。八百屋さんでも、美容室でも、事務所の受付でも、同じことが言えると思います。そんな経験がある方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、雨の日の暇な時間は、忙しい日のための仕込みにあてると、驚くほど楽になります。何かを新しく始める必要はありません。今お店にある紙とペンで十分です。まず、お客さんからよく聞かれることと、その答えを紙に書き出してみてください。開いている時間や、扱っている商品のことなど、毎回同じことを聞かれていませんか。次に来た時、誰が対応しても同じように答えられます。新しく入った人にも説明しやすくなります。次に、常連のお客さんについて覚えていることを一言メモしておきます。好きな商品や、前に話した話題など、小さなことで構いません。次にお店に来た時、その一言が会話のきっかけになります。最後に、商品棚や在庫の写真を撮っておきましょう。忙しい時に「あれ、どこに置いたっけ」と探す手間がなくなりますし、注文するときにも役立ちます。
ただし、雨の日がいつも暇とは限りませんし、無理に全部やろうとすると疲れてしまいます。一つでもできれば十分です。今日は書き出しだけ、明日は写真だけ、という進め方でかまいません。書いたメモは、目につくところに置いておくと見返しやすくなります。少しずつ積み重ねていけば、忙しい日にきっと助けてくれます。
このコラムは、西村利之と山口真が書いています。
