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守る・備える

甘い儲け話のメールに使える、家族にも見せたい断り方

お店や事務所のメールに、必ず儲かります、今だけの特別な話です、というような文章が届くことがあります。投資で二倍になります、権利を今だけ譲ります、といった言葉がよく使われます。忙しい合間についタイトルだけ見てしまい、本当かもしれないと迷うこともあると思います。知っている会社のロゴや名前が使われていて、見分けがつきにくい日もあります。画面の向こうの相手が見えないぶん、電話や対面のお誘いより断りにくく感じる方も多いです。離れて暮らす親のところにも同じようなメールや電話が来ていて、心配になったという話もよく聞きます。

怪しいと感じたら、その場ではすぐに返事をせず、一晩置いてから決まった言葉で断ると安心です。まず、メールが来てもその日のうちには返信せず、書いてある電話番号やリンクにも触らずに、一日だけ時間を置きます。次に、断るときに使う文章を、あらかじめ一つだけ決めておきます。今は考えておりません、今後の連絡は結構です、という短い言葉で十分です。最後に、その言葉を紙に書いて電話の近くに貼るか、家族の集まりで話しておきます。同じ言葉を家族みんなが使えるようにしておくと、誰が受け取っても慌てずに済みます。子どもから親へ、逆に親から子どもへ教えておくのも良い方法です。

それでも電話がしつこくかかってくることもあります。そのときは無理に話を続けず、番号を着信拒否にしてしまって大丈夫です。少しでも迷ったときは、一人で決めずに、一度家族や近くの人に話してから返事をすると、なお安心です。会社の名前を勝手に使われている場合は、心当たりの取引先に一本電話をして確かめると、より安心できます。届いたメールはすぐに消さず、念のため残しておくと後で見返せます。

このコラムは、西村利之と山口真が書いています。