守る・備える
停電・断水のとき、連絡先が紙でも手元にある安心
先日の台風で、四日市市内の会社でも数時間の停電がありました。事務所のパソコンが動かず、スマホの充電も残りわずかでした。取引先や従業員の家族への連絡先を確認しようとしても、画面が真っ暗で何も見られず困った、という話を聞きました。携帯の充電が切れてしまうと、そもそも連絡先の一覧を開くことすらできません。断水になったときも同じです。水道業者や給水車が来る場所の電話番号がすぐに出てこないと、それだけで時間が過ぎてしまいます。
こういうときのために、大事な連絡先を紙に書いて手元に置いておくと安心です。電気が止まっていても、紙なら誰でもすぐに読めます。難しいことをする必要はなく、今日中にできる工夫です。まず、よく使う連絡先を十件くらいに絞ります。取引先の担当者、従業員とその家族、水道や電気の窓口、近所で頼れるお店などです。次に、それを大きめの字で紙に書き出します。名前と会社名、電話番号だけで十分で、細かい住所まで書く必要はありません。自宅の電話番号もあわせて書いておくと、家族との連絡にも使えます。最後に、その紙を事務所の壁や、レジの近くなど、誰の目にも入る場所に貼っておきます。折りたたんで財布や車の中に一枚入れておくと、外出先で困ったときにも安心です。
紙に書いた連絡先は、電話番号が変わると古いままになってしまいます。半年に一度くらい、内容が合っているか見直すと安心です。雨で紙が濡れないよう、透明な袋に入れておくとより長持ちします。人数が多い会社では全員分をまとめるのは少し手間がかかりますが、まずは主要な連絡先だけでも十分役に立ちます。停電や断水は突然やってきますが、紙一枚あるだけで、慌てずに動けるようになりますよ。
このコラムは、西村利之と山口真が書いています。
